ピラティスがインナーマッスル・トレーニングに特化しているのに対して、ヨガは特にそれ専用に作られたエクササイズではありません。
しかし、ヨガの動きの中には、インナーマッスルの鍛え方として取り上げたいものがいくつかあります。

 

まず、ヨガは腹式呼吸を基本としています。
腹式呼吸をすることで、酸素が身体全体に行き渡り、血液の循環が良くなるからです。
この腹式呼吸は、お腹のインナーマッスルである横隔膜を使った呼吸法ですから、ヨガを行うことで横隔膜を鍛えることにもなります。
 
次に紹介するのは、“立ち木のポーズ”です。
息を吐きながら胸の前で手を合わせ、右足を左足に沿わせるようにゆっくり上げていきます。
 
そして、右足の裏を左足のつけ根に乗せます。
右足を下げたら、今度は左足を右足に沿わせるように上げていき、右足のつけ根に乗せます。
 
できる人は、そのままの姿勢で、手を合わせたまま腕を頭の上まで伸ばしましょう。
身体がバランスを取ろうとして、インナーマッスルが活発に動いているのが実感できます。
 
身体の中心に軸を感じることができるようになると、このような不安定なポーズでも揺れることなく立ち続けられます。
他にも、“ヤシの木のポーズ”“鷲のポーズ”などのバランス系のポーズは、インナーマッスルの強化に適しています。
 
ヨガの基本でもあり、インナーマッスルの鍛え方の基本でもありますが、ゆっくりと呼吸をしながら動作を行うのが最大のポイントです。
また、左右でバランスが異なる場合がありますが、どちらでも安定したポーズが取れるようにトレーニングしてみましょう。